三月二十日から二十四節気コースが「春分」になっています。
春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。 昼と夜が同じ長さになる春分の時期を二十四節気の大きな節目のひとつとします。
【節気の魚介 真鯛】
お祝い事と言えば、鯛。縄文時代の遺跡から鯛の骨が発掘されたり、平安時代の『延喜式』に朝廷への貢ぎ物として
鯛の事が書かれていたり。江戸時代には、鯛が収穫されると真っ先に将軍家に献上されたとか。
真鯛は産卵を控え、栄養を蓄え、脂の乗りが良くなってくる3月末頃から5月中旬までが最も美味しいとされ、
その身を鮮やかな桜色に輝かせる事から「桜鯛」と呼ばれます。
仮屋ではイカナゴ漁が終わり、四月に入る頃になると鯛が良くなってきます。
例年ですと少し前くらいから小型の鯛は揚がっていたのですが今年はほとんど揚がっていません。
節気の食材なので使いたいのは山々ですが、自然が相手なのであればもちろん使いますが、
なければその日一番良いものを代わりに使わせて頂きます。
写真は仮屋の真鯛
南部鉄器のココット
「自家製塩麹を使った仮屋産天然真鯛の新ワカメ蒸し」
添えているレモンは洲本の平岡さんのもの。
果汁がたっぷりな品種、マイヤー種です。
ワカメの中は・・・ご来店下さってからのお楽しみ。。