夕方、囲炉裏の部屋のエアコンのフィルターを庭で掃除していたら、
下の道路で一台の軽トラが停まり、中から一人のおじいさんが。
名前は辻さん。家は店の下。
何でも、昔はカーネーションを作っていたんだけど、
身体を悪くしたのと、コスト面から今は野菜を少量だけ作っているんだとか。
トラックの荷台には丸々とした抜いたばかりのニンニクがコンテナ一杯に。
良かったら使ってみてくれんかとのこと。実際に畑を見てみたくなり、
店のすぐ近くにある畑に案内してもらった。
小規模だけど手が行き届いていて気持ちがいい畑。
とりあえず三つもらい、葉を落とし、茎と根を切り、皮を何枚か剥くと真っ白な
皮が出てきました。生のニンニクの何とも言えない柔らかい香りが鼻をくすぐる。
少し乾燥させて食べてみようと思う。
辻さんの人柄がとても良いので使わせてもらうことになるだろう。
こうやって少しずつでもいいから地元釜口の農家さんのものを使っていきたい。